アルネッツ八田社長に聞く

06.15

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“エンジニアとしてチャレンジし続けてきたのは「面白いこと」”

「プログラミングすることではなく、技術でお客様の課題を解決すること」
リクナビの取材でエンジニアの本質をそのように定義づけていたアルネッツ社長の八田孝弘氏。
もう少し話を聞いてみると「面白い」というもっと単純なキーワードが浮かびあがってきました。

―― ソフトウェア開発会社「アルネッツ」設立の経緯を教えてください。

私も実は、以前は一人のエンジニアでした。最初に入った会社で4~5年、技術者としてキャリアを積みフリーのエンジニアとして独立。そこで入ったプロジェクトが、大手通信会社の業務系システムの構築プロジェクトでした。当時は企業のIT化がスタートした頃でしたね。技術的には最先端とも言える案件。結局、そのプロジェクトには5年携わりました。そのタイミングで当時、一緒に働いていた仲間や以前お世話になった先輩などに奨められて独立・起業し、立ち上げたのがこのアルネッツです。

―― 順調に成長してきたように見えますが。

元々、当時としてはかなり最先端のプロジェクトを経験していたので、そこで蓄積されたノウハウや技術が評価され少人数の会社でしたが、立ち上げ当初から大手SIer経由で大手企業のプロジェクトのニーズをいただくことができました。最終的には、そこでクライアント企業のプロパー社員の教育などを任される立場に。その後も、順調に成長を続けていたのですが、その一方で私は限界を感じ始めていました。極端な言い方をすればソフトハウスというのはエンジニアが数人集まれば、誰もができる事業です。どこかで差別化しなければ、必ず成長も頭打ちになります。

―― 差別化のために打ち出したのは?

技術者は意外とスキルアップのための機会がありません。しかし技術で食べている彼らにとって、それは生命線。そこでスキルアップのための制度や環境を整えれば、腕利きのエンジニアが集まる会社になる。そう考え教育のノウハウを蓄積するために教育事業をスタートしました。現在は、一般向けのPCスクール事業として展開していますが、将来的には技術者向けの教育機関を立ち上げようと考えています。これも「技術者のための会社」にするという試みの一つです。

―― もう1つの差別化要素が「ハード」ですね。

現在では当社の主力事業になりつつあるハード事業は、元々はある企業から人材やノウハウ、ネットワークなども含めて開発部門を譲り受けたのがスタートのきっかけでした。その当時、たまたまアミューズメント業界の方から金地金商品の偽造品をスムーズに見分けるための検査機のニーズを聞き、開発に着手しました。
とは言え、私自身もハードの開発は初めて。試行錯誤の連続でしたね。その装置に使えそうな基礎理論の研究をしている大学教授の話を聞きにいったり、試作機をいくつも開発。その結果、従来の製品よりもスピーディーに、かつより精確に判定できる高性能真贋検査機の開発に成功。現在では、都内ならほぼ100%に近いシェアを誇っています。

―― 他にアルネッツらしさを出してゆく試みは?

その後も、次々と新しい製品を開発していきました。そして今、最も力を入れているのがソフトとハードを組み合わせたソリューション事業です。例えば、販促用の小型タブレット端末と配信システムを組み合わせたデジタルサイネージシステムや、大手メーカーと開発した線量センサーとシステムが一体化した放射線の空間線量管理システムなど、すでに多数の実績があります。これがとにかく面白いですね。ハードとソフトの両方ができるからこそ、できること。どんないいアイディアでも実現できる手段がなければ意味がない。しかし、今の当社なら大抵のことはできてしまうんです。

―― エンジニア視点で、社員を含むエンジニアにメッセージを。

こういったソリューション事業のプロジェクトには、これまでよりも多くの社員に積極的に関わって欲しいと考えています。やはりエンジニアとして大きな成長の機会となりますし、面白いじゃないですか。だから、みんなにもチャレンジして欲しい。そこから生まれた事業が将来のアルネッツの柱になるかもしれない。ぜひ臆する事なく挑戦して下さい。

 

(取材協力:サン・アドセンター)


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